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臨床で、腰痛の次に多いのが肩こり
たか接骨院に来院される方の多くが、腰痛と肩こりを併発しています。
なぜなら、頚部と腰部は体の中でも特に負担の掛かりやすい構造になっているからです。
肩こりは、改善が非常に難しいと言われています。
頭部の重さは約6~7kgあり、上肢(腕や手)の重さは片側だけで約3~4kgあります。
これらを支えるために、頚部や肩甲骨周囲の筋は日常的に緊張し続けています。
そこにデスクワーク・車の運転による長時間の同じ姿勢や日常生活・スマホ使用時の不良姿勢、ストレスなどが加わってしまうと、身体への負担が更に強くなってしまって血流障害が発生します。
血流障害が長期化すれば、頭痛・目の疲れ・めまいなどの症状も引き起こします。
そういった症状に対し、薬を飲んで紛らわせようとしても、そもそもの原因が分かっていない状態での対応となるため、根本的な改善にならないことが多いです。
もし肩こりを少しでも改善したいというのであれば、肩こりが起こるメカニズムを知り、自分で予防できるようになりましょう。
肩こりには、4つのパターンがあります。
ですから、あなたの肩こりがどういったパターンで起きているのか知る必要があります。
・パターン1:頚部・腰部など”脊柱由来”の肩こり(軽症)
・パターン2:股関節・膝・足部など”下肢由来”の肩こり(中等度)
・パターン3:肩周囲・上腕・前腕・手首など”上肢由来”の肩こり(重症)
・パターン4:”自律神経由来”の肩こり(重症)
身体には、壊れる順番があるとされており、1番目に頚部・腰部を含む”脊柱”、2番目に股関節・膝・足部などの”下肢”、3番目に肩・肘・手首などの”上肢”、4番目に”自律神経”が壊れると言われています。
ですから、”どこまで壊れて起きてしまった肩こりなのか?”によって、施術方法や改善する期間が変わってきます。
一過性の肩こりである事が多いです。
例えば、勉強や趣味などでたまたま何かに没頭して一時的に肩こりになってしまったという方です。
こういった方は比較的軽症なため、それほど改善に時間が掛からないことが多いです。
中等度の肩こりと考えられます。
下肢まで関わっていると、パターン1に比べて壊れている範囲が広がっていますので、改善に時間を要します。
肩こり以外にも下肢の障害(股関節痛・膝痛・足痛)があったり、立っていると肩が凝るという方は、下肢からの影響も考えられます。
重症の肩こりと言えます。
脊柱・下肢・上肢とほぼ体全体が壊れてしまっての肩こりと考えられるため、肩こりに目を向けるより、体全体が壊れていることに目を向ける必要があります。
こういった方の特徴に、腰痛・股関節痛・膝痛・肩や肘の痛み・腱鞘炎など多くの症状を抱え込んでいることが多いです。
このような体の状態であれば、改善の道のりは長くなります。
肩こりだけ改善したところで他の症状がまだ残っていますから、残った症状を起点にすぐ再発してしまう可能性があります。
とても問題な肩こりです。
それは、筋や骨・関節を施術しても、変化が起きにくいからです。
自律神経の乱れによって交感神経や副交感神経のバランスが崩れると、脳神経にも影響を及ぼします。
脳神経の中に、副神経があります。
副神経は、肩こりの原因に関係が深い僧帽筋や胸鎖乳突筋を支配しており、何かしらの要因で副神経に刺激が入ってしまうと、僧帽筋や胸鎖乳突筋を緊張させてしまい、肩こりの症状を作ってしまいます。
この場合、内臓や頭蓋の施術が場合によっては必要となりますが、そもそもの原因がストレスや生活習慣の乱れにあることが多いため、まずはあなたの環境や生活習慣の改善をする必要があります。
ですからパターン4を含んでいる肩こりは、改善に多くの時間を要します。
なお、一度パターン1~4まで悪くなったものは、再びパターン1へ返ると言われていますので、このサイクルが繰り返されている方ほど改善に時間が掛かります。
臨床現場で最も見られるのが、不良姿勢によるものです。
不良姿勢になってしまうと、特定の筋に過度な緊張が起こるため、その緊張から血管を圧迫して血流障害が起き、体内の老廃物が流れず溜まったり、痛み物質が血中から産生されて”コリ”などが作られます。
原因となっている筋を改善することはもちろん大事ですが、その原因を作っている不良姿勢を改善しなければ、肩こりはすぐ戻ります。
しかし、多くの方は自分の不良姿勢に気づいていません。
不良姿勢の状態が続けば、筋は緊張状態から硬くなってしまうため、緊張時よりも改善に時間を要します。
また、脳が不良姿勢の体を”正常な状態”と認識(脳の誤作動)しているため、施術初期は脳が元の不良姿勢の状態へ戻す働きが強く、体の再教育を含めた継続的な施術が必要になります。
ですから、長期に及んだ肩こりほど改善に時間が掛かるのです。
そもそも肩こりの原因が、”家での過ごし方””職場などによる環境”など個々に違うため、あなたの生活習慣を振り返る必要があります。
自宅であれば、ソファーやイスなどの座り方、スマホ使用時の姿勢を見直す必要があります。
仕事場であれば、机やイスの高さとのバランス。
ノートパソコンなのかデスクトップなのかでも姿勢は大きく変わってきますので、現在の作業環境を変えるか、変えられないのであれば工夫をしながら身体への負担を軽減していく必要があります。
肩こりが起きるメカニズム
猫背になると、肩こり以外にも様々な不調に繋がります。
肩こりになりやすい代表的な姿勢と言えば、猫背
特徴としては、骨盤が後傾(後ろに傾く)し、それに伴って腰椎・胸椎が後弯(背中が丸くなる)します。
背中が丸くなると、肩甲骨が胸郭に沿って外転(外に移動)・上方回旋(外側へ回る)するため、肩は内巻き、頚部屈曲(前に倒れる)・頭部前方となります。
骨盤が後傾すると、大殿筋などの臀部の筋やハムストリングス・腓腹筋が硬くなって膝が曲がてしまい、下半身は前方重心・上半身は後方重心になります。
上半身が後方重心になれば、腰部が後弯するため、第12肋骨と骨盤の間が広がり、腰部にある腰方形筋や脊柱起立筋が伸ばされてしまうため、体はそれ以上伸びないよう緊張します。
腰部が後弯すれば、背部も後弯してしまうため、胸郭に沿うよう肩甲骨が外転・上方回旋し、外転することで”前鋸筋・小胸筋”などが短縮し、内転作用(肩甲骨を内に引っ張る)のある”菱形筋”は伸ばされて緊張します。
また、上方回旋することで”僧帽筋・肩甲挙筋”が伸ばされ、緊張が起こります。
肩甲骨の位置が変位すれば、肩は内巻きになります。
肩が内巻きになると、広背筋・肩甲下筋・大胸筋・鎖骨下筋などが縮んで硬くなります。
そして、今までの要素が全て繋がることで、最終的に頚部屈曲・頭部前方位になります。
頚部屈曲・頭部前方位になると、胸鎖乳突筋・斜角筋・板状筋・後頭下筋群などに負担が掛かります。
猫背姿勢の背景には、たくさんの筋や骨・関節など様々な組織が関わってきますので、ただただ首の付け根部分を揉んだとしても、改善に繋がりません。
改善させるためには、下腿・下肢・骨盤・腰椎・胸椎・肩甲骨・肩・頚部・鎖骨などの骨・関節と、それに付着している筋を調整する必要があります。
肩こりの改善が難しいと言われるのは、こういった背景があるからなのです。
体に負担の掛からない姿勢を取ることは大事ですが、姿勢保持のために筋は常時活動しています。
後頭下筋・斜角筋・板状筋・胸鎖乳突筋などの筋は、”頭部や頚部を安定させる”筋であるため、長時間同じ姿勢を続けていると、硬くなっていきます。
また、菱形筋・前鋸筋・広背筋など肩甲骨についている筋も、肩甲骨を固定している時間が長くなるほど硬くなっていきます。
その結果、筋ポンプによる血行促進ができなくなって血流障害が発生し、肩こりなどを引き起こします。
猫背になることで、筋の緊張がどう変わるかを表した図
緑の線:縮んでしまう筋
オレンジの線:伸ばされてしまう筋
猫背にも様々なタイプがあり、肩こりで比較的多いのは、
骨盤後傾型の猫背になります。
関節が固まってしまうことで、肩こりになるケースもあります。
横隔膜の神経は頚部にあるため、内臓の異常で横隔膜に刺激が入ると、神経を返して頚部に送り、肩こりの症状を作ります。
肩こりだからと、筋を揉んでいれば改善すると思っている方が非常に多いです。
結果、その場は良くなるも、1~2日すると元の状態に戻ってしまう…
そこで、肩こりの原因にも様々ある事を知りましょう。
首を横に倒したり、捻った際に肩こりがあるとします。
横に倒した側や捻った側とは反対側に肩こりを感じる方は、硬くなった筋が伸ばされたことで肩こりを感じている可能性が高いため、筋を先に評価する必要があります。
しかし、横に倒した側や捻った側と同側に肩こりを感じるという方は、骨・関節に問題が起こって肩こりを感じている可能性が高いため、骨・関節を先に評価する必要があります。
関節性の肩こりの代表的なものと言えば、交通事故などの外傷です。
外傷などによって骨・関節が損傷してしまうと、骨・関節の位置関係が崩れて動作時にスムーズな運動が行われなくなります。
その結果、骨に付着している筋が緊張したり、神経が引っ張られるといったことが起きて、肩こりに似た症状を引き起こしやすくなります。
筋に硬さが見られない、関節を調整するも改善が見られないという場合、内臓の問題が疑われます。
内臓に問題が生じると、その臓器に関わる膜を引っ張ったり、内臓と関係の深い”ある部分”へ刺激が入ります。
それは、横隔膜です。
横隔膜の神経は、頚部(C3~5)についています。
横隔神経は、肝臓・胆嚢・胃・肺・心臓などと関係しているため、これらの臓器に問題が生じると、横隔神経を介して頚部に刺激や異常を送ります。
その結果、頚部の筋が緊張して肩こりのような症状を感じてしまうのです。
ですから、肝臓・胆嚢・胃・肺・心臓などが疲労していたり、その臓器に関わる身体の不調がある場合、内臓由来の肩こりを疑うことになります。
例えば不整脈や心臓疾患などの既往がある方は、”心臓由来の肩こり”が起きているかもしれませんので、まずは病院で検査を受ける必要があります。
臓器の位置関係から、右の肩こりには肝臓・胆嚢、左の肩こりには心臓・胃が関与しやすいと覚えておきましょう。
肩甲骨は、上半身の土台となっているため、肩甲骨の位置が変わってしまうと様々な筋が緊張して肩こりへと繋がります。
腕や手の神経は、頚部から出ている神経なので、腕や手に異常が起こると、神経を返して頚部に信号が送られ、肩こりを作ってしまいます。
肩こりだからと言って、患部に問題があるとは限りません。
改善させるためには、体全体を見る必要があります。
中でも、頚部・肩甲骨周囲・腕・手の筋や神経といった部分が、肩こり改善のポイントになってきます。
目の疲れや頭痛などの症状を感じているのであれば、後頭下筋群・板状筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋・肩甲挙筋などが関係していることが多いです。
原因として考えられるものに、長時間の頚部の固定・パソコンやスマホによる目の酷使などが筋の持続的な緊張を作り、血流障害を起こしてしまっているからです。
菱形筋・僧帽筋・肩甲挙筋・広背筋・小胸筋・前鋸筋・上腕三頭筋・上腕二頭筋などの筋に、問題が起きていることが多いです。
これらの筋が関与する理由として、不良姿勢や長時間の同じ姿勢によって筋緊張や骨・関節の位置が変わってしまったことが考えられます。
意外と思われるかもしれませんが、腕や手には橈骨神経・正中神経・尺骨神経・筋皮神経といった神経が走行してます。(これらを腕神経叢と呼んでいます。)
腕神経叢は、頚部・胸椎(C5~T1)から手に向かって走行しており、腕や手に異常が起きてしまうと、腕神経叢を介して頚部・上部胸椎へ信号を送って頚部や肩甲骨周囲の筋を緊張させ、肩こりを引き起こします。
特に関わりやすいのは、上腕三頭筋・母指球筋・腕橈骨筋・長掌筋などです。
上腕三頭筋・腕橈骨筋・母指球筋は橈骨神経と関係し、長掌筋は正中神経と関係しています。
これらの筋に問題が起こることで下部頚椎の動きが制限され、代償として上部頚椎の動きすぎが起きてしまうので、肩こりを感じることになります。
肩こり以外にも、腕が重い・腱鞘炎がある・腕や手を酷使しているなどの訴えがある方は、腕・肘・手からの影響によって肩こりが起きている可能性があります。
また腕神経叢は、横隔神経と頚部(5番目の頚椎)で合流するため、横隔神経の刺激が腕神経叢に影響を及ぼしたり、その逆も起きることがあります。
もし上記に問題が見つからない場合、患部から離れたところ(骨盤周囲や足など)や内臓・関節といったところを見る必要があります。
腕神経叢は、頚部から肩甲骨・腕・手に向かって走行しており、異常が起こるとその異常が頚部へ送られて頚部の筋が緊張します。
肩こりの多くは、不良姿勢や長時間の同じ姿勢によって作られたものです。
日常生活を見直し、何が問題なのかをはっきりさせましょう。
不良姿勢が原因であれば、正しい姿勢や体の使い方を身につけ、負担の掛かっている筋の緊張を和らげて血流改善を図ります。
長時間の同じ姿勢で起きているのであれば、緊張した筋に適度な運動やストレッチを取り入れるなどして血流改善を促すことが大事です。
自分の身体を知る事が改善の近道となります。
体の前で両手と両肘をくっつけ、頭の方へどれだけ上がるかチェックし、自分の肩こりの状態を知りましょう。(右の図の状態になることが理想です。)
頚部の筋をつまんで、持ち上げるようにしながらマッサージを行ってみましょう。
肩甲骨を背骨に寄せて、後ろで手を組み、下に向かって引き下げましょう。
この時に頚部を後ろに倒すことで、より体全体がストレッチされます。
左図:肘を伸ばした状態で手掌を下に向け、手首を反対側の手で手掌側に引っ張る(伸筋群のストレッチ)
右図:肘を伸ばした状態で手のひらを上に向け、手首を手の甲側に引っ張る(屈筋群のストレッチ)
頚部に原因があると考えられる場合、頚部の筋を揉んだり、ストレッチをする事が有効です。
特に目の疲れ・頭痛などがある方は、頚部の筋に対応しましょう。
肩甲骨周囲に原因があると考えられるのであれば、肩甲骨を動かすことがポイントになります。
肩甲骨は、上半身の土台となっており、多くの筋が付着しています。
肩甲骨を動かしてあげることで筋がストレッチされて血管の圧迫が軽減し、血流改善に繋がります。
簡単な方法としては、腕を前後に大きく20回ほど回すのが良いでしょう。
猫背傾向の方であれば、頚部を後ろに倒し、肩甲骨を背骨に寄せるよう後ろで手を組み、腕を真下へ引き下げることで、胸部の筋や肩甲骨に関わる筋がストレッチされます。
”腕や手”に原因があると考えられる場合、マッサージやストレッチなどが有効です。
美容師や調理師など手を使う頻度が高い職業の方や裁縫などの細かい作業を趣味で行っている方、パソコンやスマホを触っている時間が長い方は、腕や手の問題から肩こりになっているケースが多いです。
肘を伸ばした状態で手首や指を返すなどして、肘から下の筋のストレッチを行いましょう。
また、指の爪の付け根部分をつまんでマッサージすることで腕神経叢に刺激が入り、その神経に関係する筋が緩むため、おススメです。
そして、”伸び”をする事もポイントです。
伸びをしたくなる時は、筋が固まってきた状態です。
思い切って背伸びやバンザイなどをして、筋が硬くならないように予防しましょう。
両手を肩に置き、前後に20回ほど回してあげましょう。
爪の付け根や各関節部分をつまんで、捻るようほぐしましょう。
息を吐きながら上に向かって思いっきり伸びましょう。
症状があるところに原因があるとは限らない!
肩こりだからといって、コリがある部分をマッサージしたり、肩こり体操をするなど、あなたは”症状が出ている所だけに原因がある”と思っていませんか?
そのような考え方はやめましょう。
実際、何か変わりましたか?
症状が出ている所に繰り返し対応を行ったところで改善が見られないという事は、”そもそも症状があるところに原因がない”可能性が高いのです。
つまりあなたは、何が原因で肩こりになっているかも分からないまま対応をしているのです。
たか接骨院では、全身に着目して整体を行っています。
全身を検査しながら施術を行っていくため、症状がある場所と原因がある部位に関係がないことをお伝えできます。
たか接骨院では原因だけを施術するため、肩こりが改善されるのです。
たか接骨院 院長の佐々木です。
あなたのお悩みを解決します!
もし、上記のようなことをしても肩こりが改善していかない場合、あなた自身が対応できる状態ではない、別の原因によるものであると考えられます。
たか接骨院は、肩こりに対しても経験・知識が他院に比べて豊富にあり、詳細な問診と検査で全身から原因を見つけます。
そこからお伝えできることは、症状のある所に原因があるとは限らないという事。
今までいろいろなところに通ったが改善しなかったという方は、原因を見つけられない施術家に出会っていた可能性があります。
施術は、筋膜・内臓・頭蓋・関節・神経・血管を使ったオーダーメイド整体で、正確に原因へ施術を行っていき、現在の体の説明と日常生活での問題点をお伝えさせていただきます。
また、あなたのライフスタイルを考慮し、生活指導をはじめとする日常での立ち方・座り方・体の使い方・セルフケアもお伝えします。
たか接骨院の整体で、健康的な身体を一緒に作りましょう。
肩こりでお悩みの方は、ぜひご検討ください。
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