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もし上記のような心当たりがある場合、あなたは筋・筋膜性腰痛の可能性が疑われます。
膜(ファシア)とは、筋・骨・内臓・靭帯・血管・腱などを包んでいる繊維の事で、全身タイツのように体の表層から深層まで立体的に包み込んでいます。
膜は、自律神経の働きによって伸び縮みしながら体内の老廃物、細菌・ウイルス、食べ物からの毒素などをリンパ管へ流しているのですが、運動不足やケガなど何かしらの要因で膜に異常が起きてしまうと、硬くなったり、伸び縮みが低下して痛みのセンサーが反応し、腰痛などの慢性痛に繋がります。
レントゲン検査で骨に異常がないと言われる方が多くいらっしゃいますが、骨だけが原因とは限りません。
なぜなら、筋・膜・神経などの異常は、レントゲンやMRIに写らないからです。
一般的な腰痛のうち2割が筋・筋膜性と発表されていますが、動作時痛の多くは、筋・膜によって引き起こされている傾向にあります。
また、立っているだけ・座っているだけ・寝ているだけなどの安静時の痛みも、筋や膜の問題で起こっているケースが多く、原因を施術することで改善している場面が見られます。(関節・内臓・自律神経等の問題も疑われます。)
では、どのようにして筋・筋膜性腰痛に対応していけばよいのでしょうか?
下記の内容を読んでいただき、筋・筋膜性腰痛に対する知識を深めましょう。
日常生活において、長時間の同じ姿勢・オーバーワーク・不良姿勢などが続いてしまうと、筋・膜に持続的なストレスが加わって緊張・硬さ・弱化を作り出します。
また、交通事故やケガなどによって外部から強い衝撃が体に加われば、緩衝作用を担っている膜がその衝撃を吸収して硬くなるとも言われています。
緊張・硬さ・弱化が起これば、組織同士の癒着・滑走障害(伸縮できない)・血管の絞扼などに繋がり、動作時の運動制限や血流障害などを引き起こします。
近年では、デスクワークやリモートワークなどの時間が増えているため、活動量が低下して血流障害が増えています。
血流障害が起きれば、疲労物質や老廃物が膜に蓄積したり、血液から痛み物質が産生されて痛みを引き起こします。
また、血液には酸素や栄養素などが含まれているので、血流障害でこれらが運ばれなくなると、壊れた組織の修復ができず、身体に持続的な不調を作ります。
筋・膜が原因かを突き止めるためには、カウンセリングと検査で全身を見ていくことがポイントです。
原因となる全ての筋・膜の状態を改善し、血流を元に戻すことが健康な身体への近道となります。
立位保持は、全身の筋の作用が必要になります。
座位保持は、主に上半身の筋の作用が必要になるため、下半身の筋の関与は少なくなります。
例えば、
①立っている時に痛みはあるが、座っていると楽。
②座っている時に痛みはあるが、立っていると楽。
この検査だけでも、簡易的な評価になります。
①の場合、骨盤・下肢・下腿・足部に痛みの原因があると考えられます。
座位時は、上半身を脊柱と骨盤で支えることになるため、下半身の活動がほとんど行われません。
しかし立位になると、体を支えるために下半身の活動が行われます。
下半身の負担やストレスが高まってしまえば、筋・膜の緊張や血流障害などが発生し、痛みを引き起こすことになります。
ですから、”立位で痛み”があって”座位で楽になる”と言う方は、骨盤を含めた下半身を先に評価する必要があります。
②の場合、頚部・胸郭・上肢に痛みの原因があると考えられます。
立位時は、上半身の負担を下半身へ分散することができるため、痛みの軽減が起きるのです。
しかし座位になると、上半身の負担を下半身に分散することができなくなるため、上半身に加わる負担やストレスが高まります。
その結果、筋・膜の緊張や血流障害が発生して痛みが作られてしまうのです。
ですから、”座位で痛み”があって”立位で楽になる”と言う方は、骨盤を含めた上半身を先に評価する必要があります。
これらの状況に動作を加えることになっても、同じような見立てができます。
どのタイミングで、どのような筋が活動しているのかをチェックします。
仰向けで腰痛を訴える方が、膝を立てることで痛みが軽減することがあります。
横に倒した時(側屈)や捻った時(回旋)に、動作を行った側とは反対側に痛みが起きる場合、硬くなった筋が伸ばされて痛みが起きている可能性が考えられるため、筋・膜を疑います。(例:右に倒すと左側に痛み、右に捻ると左側に痛みなど)
また、動作時に突っ張るや引っ張られるといった感覚がある場合も、筋・膜に問題がある可能性が疑われます。
痛みが軽減する状況があるかの検査の場合、例えば仰向けで腰痛を訴える方が、膝を立てたり、股関節を開くことで痛みの軽減が起きたりします。
これは、硬くなっていた筋が特定の肢位を取ることで緩むため、痛みの軽減に繋がったと考えられます。
他にも、前かがみや反る際に、膝を曲げることで痛みの緩和が起きることがあります。
どんな状態で楽になるかは個人個人違いますので、痛みの出る状態と楽になる状態を比較することで原因を絞ることができます。
他の影響によって筋が持続的に収縮し続けると、筋に圧痛が発生します。
筋を押した時に痛みがある(圧痛)かを検査し、施術を行って症状の変化を評価します。
慢性症状が無い方は、圧痛が無いと言われています。(研究上、10歳未満には筋の圧痛がないと言われていますが、筋が短縮している・内臓の影響による痛みの場合も圧痛は無いとされており、判別が必要です)
圧痛があるという方は、筋スパズムと言われる痛みで反射的に筋の緊張が起こって硬くなった状態と考えられます。
筋スパズムは、他からの影響によって起こっているケースが多く、関節の位置異常・神経の興奮・それを作り出している他の筋などに対応しないと改善に繋がりません。
例えば圧痛を施術し、痛みの出る動作を行って症状の変化がみられるのであれば、原因の一つとして疑うことができます。
しかしまだ痛みが残っている場合、他の原因が残っていると考えられます。
臨床上、複数の原因で痛みが起きています。
痛みは本人にしかわからないものなので、イレギュラーも多々あり、腰痛の原因がいくつ眠っているかはその場だけでは全て把握できません。
膜は、全身繋がっています。
筋・膜は、全身繋がっていますので、詳細な検査によって原因を見つけなければなりません。
筋・膜の特徴に、代償と言われる作用があります。
これは、壊れてしまった筋・膜を他で代用して、身体の動きや維持をしようとする働き(簡単に言えば、別で補う働き)です。
慢性症状が長期化するほど様々な筋・膜に代償が生じ、複数の原因による痛みを引き起こします。
臨床上の多くは、症状と原因が一致してません。
一致していないという事は、様々な部分が壊れていると考えられます。
ポイントになるのが、痛みの感覚
表面的な痛みと奥に感じる痛みの2パターンに分かれます。
表面的な痛みを感じている場合は、患部周辺に原因が眠っている事が多く、奥に痛みを感じている場合は、患部から離れた場所に原因があることが多いです。
もちろん、両方が混同している場合もあります。
ですから、患部へ施術を受けても改善しないのは、原因を間違えている可能性が高いと考えられます。
症状が重い・長期化した症状の方ほど一回だけの施術で根本的な改善はできませんので、継続した施術が必要になります。(筋の再生には2~3ヵ月かかると言われています。ご理解ください。)
あなたの筋・筋膜の状態は、どうなっているのでしょう?
筋と膜では、施術の仕方が変わってきます。
※筋スパズム
姿勢・関節・神経・他の筋などの影響から筋が引き伸ばされてしまい、それ以上伸ばされないようにと反射的に縮む作用も発生して、筋に緊張が起こっている状態(伸張と収縮が同時に起こっている状態。例:こむら返りなど)
改善させるには、原因となっている関節・神経・他の筋などにアプローチが必要です。
※筋短縮
筋スパズムが進行し、筋が縮んで硬くなったもの。
筋短縮が起きると、関節の可動域制限を引き起こします。
ストレッチやマッサージなど直接緩める対応が必要となりますが、長い時間かけて作られた筋の硬さは簡単に改善しませんので、継続した施術が必要です。
※筋の弱化
運動療法による筋の賦活が必要です。
なぜなら、弱化している筋を無理に緩めてしまうと、症状が増悪するリスクが高まるからです。
例として挙げるのであれば、”コルセットや骨盤ベルトを締めていると腰痛が楽”という方。
このタイプの方は、コルセットや骨盤ベルトをしなければ体を支えられない状態と言えます。
こういった方は、運動療法による筋の賦活を行いながらコルセット等を外す時間を増やしていくことが必要です。
きちんと自分の身体を把握したうえで対応することが、健康的な身体を作ることに繋がります。
テレビやネットなどの情報に振り回され、個人で勝手な対応をしてしまいますと、改善どころか悪化の状況を作ることになりますので気をつけましょう。
健康的な身体を作るためには、運動を行うことが重要になってきます。
施術だけに頼っているだけでは改善しません。
整形外科学会も運動を推奨しておりますので、できる範囲で行っていくことが大事です
また、腰痛を作り出した生活習慣を改善することもポイントになります。
自分の生活習慣を見直しましょう。
運動を行うことで、様々な効果が得られます。
有酸素性運動の場合、肥満・血中の脂質・血圧・血糖値など内科的な要因の改善に効果があり、生活習慣病のリスクを下げます。
また、心肺機能の向上・骨粗しょう症の予防(骨に刺激が入る事で骨が強くなる)にも繋がります。
筋力トレーニングの場合、筋力向上や筋肉量の増大を図ることで低下している筋の維持や向上を行い、基礎代謝を上げます。
ストレッチの場合、筋の滑走性や関節の運動性を確保すると同時に、怪我の予防・疲労回復・血流改善・リラクゼーションにも効果があり、その他にも感染症・認知症・体温上昇・睡眠障害・うつにかかるリスクの軽減、便秘やガンなどにも効果があると言われています。
運動を習慣化することは大変ですが、無理せず行っていくことが重要です。
小さな積み重ねが健康な身体づくりへと繋がります。
便利になりすぎるあまり活動量が減少していますので、今一度自分の生活習慣に向き合ってみましょう。
症状があるところに原因があるとは限らないため、全身を見る必要がある!
腰に痛みがあるからといって腰を揉んでもらう、電気を当てる、痛み止めを飲む、湿布を貼るなどして、あなたは”症状が出ている所に原因がある!”と思っていませんか?
そのような考え方はやめましょう。
実際、腰を揉んでもらったり電気を当てたりして、腰痛が改善していますか?
症状が出ている所へ繰り返し施術を行っても改善が見られないという事は、”症状の出ている所が原因ではない!”という事です。
つまりあなたは、何が原因で筋・筋膜性腰痛になっているかも分からないまま施術を受けているのです。
たか接骨院は、全身に着目して整体を行っています。
全身を検査しながら施術を行っていくため、症状と原因の関係についてお伝えすることができます。
ですからたか接骨院では、筋・筋膜性腰痛が改善されていくのです。
たか接骨院 院長の佐々木です。
あなたのお悩みを解決します!
もし、上記のようなことをしても症状が楽にならない場合、あなた自身が対応できる範囲ではない、別の原因による腰痛であると考えられます。
たか接骨院は、数々の臨床経験から筋・筋膜性腰痛に関する経験・知識が他院に比べて豊富で、きちんとした問診と検査で全身から原因を見つけます。
そこからお伝えできることは、症状のある所に原因があるとは限らないという事。
今までいろいろなところに通ったが改善しなかったという方は、原因を見つけられない施術家に出会っていた可能性が高いと考えられます。
施術は、筋・内臓・頭蓋・関節・神経・血管を使ったオーダーメイド整体で、原因に対して正確に施術を行っていき、身体の状態と日常生活での問題点をお伝えさせていただきます。
また、あなたのライフスタイルを考慮し、生活指導をはじめとする日常での立ち方・座り方・体の使い方・セルフケアもお伝えします。
ですから、あなたの筋・筋膜性腰痛を改善に導いていくことができるのです。
たか接骨院の整体で、健康的な身体を一緒に作りましょう。
筋・筋膜性腰痛でお悩みの方は、ぜひご検討ください。
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