〒031-0823 青森県八戸市湊高台4-15-23 アルス湊高台C棟B(白銀駅・陸奥湊駅から車で10分)
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同じ施術を受けているのに、改善が早い人と遅い人がいらっしゃいます。
もちろん、生活習慣・環境・身体の状態によって個々の結果が違うのは当然です。
しかしながら、症状が長期に及んでいても早く改善する方もいらっしゃいますし、短期の症状であっても改善に時間が掛かる人もいらっしゃいます。
”改善が早い人と遅い人の違いは何なのか?”についてお伝えしたいと思います。
血圧や体温が低い人は、改善が遅い傾向にあります。
それはなぜか?
血圧が低いという事は、血液を送り出すポンプ機能が弱いという事になりますので、体の隅々まで血液が行き渡るのに時間が掛かります。
血液によって、熱・水・栄養などが体内の様々な組織に運ばれにくくなると、細胞などが働けない状態となり、代謝による体の修復や排泄など体の機能が低下してしまいます。
早期改善を目指すためには、安静時で最高血圧120~130、最低血圧80~90、心拍数60ぐらいあるのが理想です。
体温であれば、36.6℃~37℃ぐらいあるのが理想です。
なぜなら、36.5℃以下になると免疫機能が働きにくくなるため、血中にある痛み物質や炎症物質を壊す作業に時間が掛かってしまい、症状が長引きやすくなるからです。
当院では、体温が35℃後半のお客様が非常に多く、症状以外にも手足の冷え・足のつり・朝や夜に限定した症状を訴えています。
ですから低血圧・低体温の方は、改善に時間が掛かってしまう傾向にあります。
自律神経には、交感神経と副交感神経が存在し、シーソーのように働きます。
交感神経は、身体の活動を促す働きがあり、副交感神経は休ませる働きがあります。
車で例えると、交感神経は”アクセル”、副交感神経は”ブレーキ”
身体を改善させるために必要なことは、副交感神経の働きです。
交感神経の働きが過剰になってしまうと、身体が緊張した状態を保ち続けたり、痛みを感じ安くなります。
結果、副交感神経が働きにくくなり、身体を修復できなくなってしまいます。
交感神経が過剰になっている人の特徴として、不眠・朝起きた時の体のだるさ・胃腸系の症状(ストレスとの関係が強い)などがあります。
ですから、副交感神経に切り替えて心身をリラックスさせる必要があります。
ストレスや日常生活の乱れなどによって交感神経と副交感神経のバランスが悪いと、改善に時間を要します。
腰痛などの慢性症状に対し、日本整形外科学会では”運動療法”を推奨しています。(2019年度腰痛ガイドラインにて)
つまり、”多少の痛みがあっても体を動す”という事が、早期改善に必要という事です。
運動を行う事で、筋による血流の促進ができ、酸素・栄養の運搬を促せます。
現代社会では、車移動やデスクワークなどが増えて活動量が減り、明らかに運動不足の方が増えています。
運動不足になれば、日常生活で作られた痛み物質や老廃物は体内に蓄積する一方ですから、やがて痛みへ繋がります。
また、身体の代謝(壊す↔修復を繰り返す)が上がらないので、いつまでたっても同じ身体の状態のまま。
これでは症状を繰り返すのは当然です。
痛みがあるから安静にするという行為は、改善の遅延を招きます。
水があることによって、脳・細胞・筋・内臓など体内の組織は活動ができます。
しかし現代では、お茶・コーヒー・ジュース・お酒など刺激物・添加物・砂糖を過剰に摂取している方が多く、これらの飲み物を”水分”と誤解されています。
水を摂取しなくなった体は、いずれ脱水状態に陥り、本来の身体の機能が低下します。
脱水になると、体の様々な組織は活動できなくなって、神経の働きが悪くなったり、修復機能も低下します。
また、栄養不良も改善の遅延を招きます。
偏った食事をしていると、各組織や修復の際に必要な栄養が足りなくなるため、体の中は栄養失調となり、改善ができにくくなります。
水を取っている方と取らない方、栄養が満たされている方と満たされていない方とでは、身体の改善に雲泥の差があります。
筋・筋膜や骨・関節で改善していかない場合、内臓による問題も疑われます。
内臓は24時間休むことなく働いているため、休養の時間を作ってあげる必要があります。
しかし、何かしらの要因(病気や生活習慣など)で内臓に負担を掛け過ぎると、疲労して硬くなったり、通常の位置から下がったりして、本来の機能が果たせなくなります。
結果、原因不明の不調を起こしたり、筋・筋膜や関節とは違った痛みを引き起こします。
そういった場合、内臓の施術が必要になってきます。
内臓の状態が改善されない限り、身体の状態が変わることはありませんから、筋・筋膜や骨盤調整だけを行ったところで症状は戻ってしまいます。
内臓の改善には、時間を要します。
なぜなら、今までの生活習慣が関わっているからです。
内臓の状態が悪い方は、生活リズムを踏まえた総合的な見直しが必要となるため、改善には時間を要します。
なかなか改善しないのは、理由があるはずです。
生活リズム・栄養・睡眠・運動・身体の使い方・脱水・姿勢など、原因は多岐にわたります。
それらを見直して必要な行動をすれば、身体は少しずつ変わり、例え痛みが発生・再発しても短期間での改善が見込めるので、時間とお金のロスを最小限に抑えられます。
行動を起こさない方に、改善の道はありません。
”うさぎとかめ”のお話のように、改善に必要な行動をコツコツ継続することが、身体を変える近道なのです。
運動と言っても自分の体力等を考え、軽い運動から始めましょう。
5分程度で構いませんので、家の周りを散歩してみましょう。
歩行は全身運動なので、使っていない筋を動かすことでストレッチにもなりますし、血流改善にも繋がります。
また、身体の代謝も上がります。
慣れてきたら時間と距離を伸ばしていき、運動時間を増やしましょう。
安静にして何もしないより、動ける範囲で運動する方が改善に繋がります。
臨床上、運動をされている方とされていない方では、改善の期間に大きな差が見られます。
脂っこいものやコンビニなどにある添加物の多い食品、多量のアルコールなど消化や分解に時間が掛かるものを摂取していると、内臓に負担が掛かります。
内臓は、複数の働きを同時に行うことができないので、例えば消化の働きに時間が掛かってしまうと、循環・免疫・排泄などといった他の働きが滞ります。
特に脂質や糖質の取り過ぎ、カフェイン・薬などの飲みすぎは、体に掛かる負担が大きいため、必要以上の摂取は控えなければなりません。
健康のためにも、普段摂取できていない食品を見直し、必要な栄養を補いましょう。
オススメとしては、タンパク質・ミネラル・マグネシウムの摂取です。
タンパク質は、壊れた筋を再生する材料になり、ミネラルは脱水傾向の方には必須の栄養素です。
しかし腹八分目という言葉あるように、食べ過ぎや足りない栄養を過剰に摂取しても、人間の身体は一日に働く仕事量が決まっていますので、許容量を超える摂取は不調に繋がります。
足りない栄養を少しずつ補充し、改善しやすい身体へ少しずつ変えていきましょう。
身体は、20歳をピークに退化していくと同時に消耗品でもあります。
状況は刻々と変わっていきます。
いざ改善しようと思っても、状態が悪くなってしまった身体の改善率は低下します。
一度改善し、”痛くなったら来院します”という方がいらっしゃいますが、前回と同じ身体の状態かは分かりませんので、お客様が求めている改善の保証はできません。
ですから、酷くなる前に手を打つ!
普段から身体の手入れをしておけば、一時的な症状であることが多いため、改善に時間とお金が掛かることはありません。
あなたの身体を変えるのは、あなた自身です。
施術家だけに頼っているだけでは、あなたの身体は一向に改善しません。
改めて生活習慣や身体を見つめ直し、先々の健康を考えながら、自分ができる行動を少しずつ積み重ねしょう。
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