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腰痛を引き起こす3つの要因

※以下の方は、整体が禁忌になります。

場合によっては病院への受診が早急に必要となりますので、ご理解ください。

  • 外傷を抱えている方
  • 進行性の絶え間ない痛みが続いている方
  • 胸部痛、身体の変形、発熱
  • 悪性腫瘍
  • 長期間のステロイド使用
  • 免疫抑制剤、HIV
  • 体調不良
  • 原因不明の体重減少
  • 腰部の強い屈曲制限の持続
  • 脊椎の殴打痛
  • 膀胱・直腸障害

なぜ、腰痛が起こるのか?

人間の進化のイラスト

ヒトの進化

腰痛が起きやすい理由に、人間の進化の過程が深く関わっています。

 

腰部頚部の構造は、4足歩行だった動物が外敵から身を守るために体を起こす遠くを見渡すという発達が必要となったことから、2足歩行になる過程で最後に獲得した部分と言われてます。

しかし、最後に獲得した発達ほど未熟脆弱と言われており、退化しやすいという特徴も持っています。

そのため頚椎腰椎は、全身からの影響受けやすい負担掛かりやすい最初に退化するなどの特徴があります。

 

これらを踏まえた上で、「なぜ、腰に痛みが起きているのか?」「腰痛の場所と原因は一致しているのか?」「一致していなければ、何が原因なのか?」という観点で腰痛を考えていく必要があります。

腰痛の要因は様々ありますが、多くの場合、誤った生活習慣によるものです。

腰痛になる代表的な要因として、以下の3つが挙げられます。

筋疲労から痛みへのメカニズムの解説画像

筋や膜の問題から痛みに繋がるメカニズム

血流障害
(長時間の姿勢保持・繰り返し動作・自律神経の乱れなどによって血流障害が起きる。)

腰痛など多くの慢性症状の背景に、血流障害(血流の滞り)が関係しています。

ストレス/不良姿勢/運動不足/生活習慣の乱れなど身体の不調を招くような刺激が加わり続けると、最初にリンパ/静脈の流れが悪くなります

静脈は、薄く弾力性ない構造であるため、弱い圧迫であっても簡単に血流が止まったり、血液押し出せないなどの特徴があります。(動脈は、太く厚い構造なため、圧迫などによる血流障害が起こりにくいと言われています。)

 

静脈の流れが悪くなってしまうと、3つの問題が発生します。

・血流によって酸素栄養などが各組織に運ばれないため、壊れた組織修復できず、組織の硬さに繋がっていく。

・血液中から痛み物質産生されて蓄積し、痛みを拾うセンサーと結合することでから”痛み”という信号出る。(痛み=組織の酸欠)

・身体の老廃物痛み物質除去しにくくなる

 

血流調整に、自律神経などが関与しています。

自律神経には血管拡張収縮コントロールして血流調整する役割があり、筋には血流増やすポンプの役割があります。

 

しかし現代は、長時間デスクワーク利用などが増えてしまって活動量減少しています。

結果、活動低下してポンプ作用落ち、循環の悪さに繋がっています。

血液循環が悪くなれば、手足の冷え/浮腫み/シビレ/低体温/こむら返り/疲労感などが起きてしまいます。

 

しかし、多くの方が血流障害を軽視放置しています。

放置すれば、原因となっている部分はしだいに悪くなって組織の硬さに繋がり、その原因をかばって他の組織に依存・負担が起こります。

依存・負担を強いられた部分も時間と共に悪くなっていくため、それが長期にわたると坐骨神経痛・ヘルニア・脊柱管狭窄症などの重篤な症状に繋がります。

ですから、血流障害を引き起こしている原因に対応しなければ、体を改善させることはできません。

不良姿勢
(猫背・ストレートネック・反り腰・スウェーバックなど不良姿勢によって骨・関節の位置異常や筋緊張などが起こり、腰痛を引き起こす。)

立位時の不良姿勢の画像

立位持の不良姿勢

座位時の不良姿勢の画像

座位時の不良姿勢

日常生活・仕事などで不良姿勢誤った体の使い方が長期間続くと、/関節位置異常が起こったり、緊張弱化が作られ、関節運動制限硬さ/滑走性低下血流障害などが発生します。

例を挙げるとすれば、座位時の猫背、長時間のスマホ利用やデスクワークよるストレートネックの形成、立位保持時の片足への過重足を組んで座位保持無理な態勢(前かがみ姿勢など)での作業などです。

 

そういった影響でバランス崩れてしまうと、歪み/機能障害などが作られ、様々な部分代償(問題となっている所をかばって他の部位が負担を背負う)や緊張による静脈/リンパうっ血血流障害が起きてしまうため、組織の修復行われないまま構造上の問題変形/変性など)へと進んでいきます。

ですから、坐骨神経痛/椎間板ヘルニア/脊柱管狭窄症などの症状は、機能障害放置した結果作られたものでもあったりします。

 

また、不良姿勢の問題で内臓の位置変わって内臓の動き制限が掛かり、機能低下して不定愁訴などの要因にも繋がります。

内臓の機能低下
(内科的な既往・自律神経のトラブル・生活習慣の乱れなどがあると、腰痛が起こる。)

内臓機能低下の画像

内臓の不調が起こると…

内科的な既往があったり、暴飲暴食睡眠不足など生活習慣に乱れがある、ストレス感じやすいという方は、内臓自律神経トラブル腰痛坐骨神経痛が起きたりします。

 

その代表的なものに関連痛というものがあり、内臓器位置関係から特定領域に症状を引き起こすことがあります。

安静時(寝ている状態など)で痛み一日中続いている夜中夕方など一定の時間帯だけ症状が現れる、関節触っても全く痛みがないという方などは、内臓の影響による症状の可能性が考えられます。

例を挙げるとすれば、

便秘で腰痛/坐骨神経痛があり排便するとになる。

食べ過ぎお酒飲み過ぎが続いていたり、排尿回数少ない

胃腸障害尿管結石などの経験がある。

など様々あります。

 

また、病気との関係疑われますので、10日以上経っても状況が変わらないというのであれば、医療機関を受診した方がよいでしょう。

どうしたら腰痛は改善していくのか?

腰痛の原因についての画像

原因として考えられる要因は様々…

※原因や自分の身体を知りましょう。

施術を何度か受けるも、状態変わらない一向に改善しないという場合、原因対応できていないと考えられます。

改善をしていくためには、カウンセリング検査評価などを通して原因を見つけることが重要です。

 

例えば、原因患部あるのか?、それとも離れた所あるのか?

そして、痛みに関わっている組織/関節神経内臓などどの組織なのか?

 

原因が分かれば、その原因に施術するだけです。

しかし、原因一つだけとは限らなかったり重症の方ほど多くの補正原因複数存在しています)、様々な組織問題混ざり合ってたりするもの(例:関節内臓神経/など)もあるため、更に細かい検査/評価が必要となります。

 

結果、”自分の身体分かっている”という方の多くが検査や評価で様々な問題が見つかってしまい、本当の身体の状態に驚いています。

自分の身体知るということは、改善への近道なのです。

 

多くの方が、腰痛を我慢放置するなど間違った対応をしています。

そして、その対応によって知らず知らずのうちに身体悪くなっているケースが後を絶ちません。

 

臨床上の例をあげると、過去に腰痛の経験などがあり、”安静にしてたら痛みが落ち着いた”と言う方が再び腰痛で病院を受診したところ、坐骨神経痛/椎間板ヘルニア/腰椎すべり症/脊柱管狭窄症などの診断を受けています。

通常上記の症状は、腰痛が長期にわたって改善されなかった過程で組織の硬さや変性が進んで作られます。

ですから急にこういった状況になった場合、病気との関係も疑われます。

 

安静にしてたら痛みが落ち着いたと言う方は、炎症が落ち着いたこと、一時的痛みの出ない動作/姿勢による活動量制限によって原因への負担軽減されたことが考えられます。

この対応は、ぎっくり腰などで炎症が起こっている時期(急性期)の方には必要ですが、慢性の方が行っても血流障害は改善されませんので、血中にある酸素や栄養で壊れた組織を修復することができず、組織構造上の変性を助長や早期の再発へと繋がります。

そのため、身体がより悪くなってからでないと異常に気づけない状態と言えます。

 

安静・湿布・痛み止め・注射などは、症状を紛らわすためのその場しのぎの対応にすぎません。

多くは、あなたの生活習慣の中原因隠れています

自分がなぜ今の状態になってしまったのかを知ることが、早期改善への近道になるのです。

自分で少しでも身体を良くしたいと思っているのであれば、以下の事を実践しましょう。

血流障害

運動などで活動量増やし血行促進筋の再教育を行いましょう。

 

筋は、20代から70代にかけて約40%減少すると言われており、運動で貯筋をすることは退化を遅らせることにも繋がります。

軽めの運動から身体を慣れさせていき、少しずつ強度を高めていきましょう。

 

また、1日当たり最低1.5~2ℓ飲んで老廃物毒素尿・便しっかり排泄する入浴などで体を温めて血液循環を促すことも行いましょう。

多くの方は、水などのミネラルの摂取が少ないため、体内が脱水状態である事が検査で見つかります。

その結果、尿や便の排泄機能などが低下し、身体の老廃物や疲労物質が体外に排出されていない傾向にあります。

そのためにも水の摂取は不可欠です。

入浴に関しては、シャワーの方が多く、シャワーの対応だけで血液循環を促すことは、入浴に比べ難しいと言えます。

 

そして、積極的な休養を取ることも大事です。

リラックスできる時間を確保することで副交感神経が働き、血管が拡張して血流障害の改善にもなります。

不良姿勢

正しい姿勢筋に依存せず骨立ちになる姿勢)や体の使い方を意識し、きちんと身につけましょう。

 

ほとんどの方が、自分がどういった姿勢になっているのか知りませんし、正しい姿勢がどういったものなのかも忘れています。

それは、時間と共に作られてしまった不良姿勢を、脳が「正しい」と誤認してしまっているからです。

ですから、改めて体の使い方を再教育して、脳に正しい情報を認識・再教育させる必要があります。

そして、その状態を作った環境を振り返る必要があります。

家での過ごし方なのか、仕事での影響なのかなど背景は様々です。

原因を作った背景が分からなければ、身体の状態は元に戻ってしまいます。

様々な視点から不良姿勢を作った原因を見つけましょう。

 

不良姿勢は、簡単に改善しません

筋膜は、身体の状態を記憶して硬くなる特徴があり、硬くなってしまったものほど改善が難しくなります。

また、変形した骨・関節を、徒手で改善することはできません

そのため、早い段階から継続した対応を取り、正しい姿勢体の使い方身に付けていくことが必要となります

内臓の機能低下

生活習慣食事など日常生活を振り返りましょう。

 

多くの場合、生活習慣が乱れていることが原因です。

栄養バランスが取れた食事・睡眠時間の確保・気分転換など生活にメリハリをつけ、正しい生活リズムを身につけることが自律神経の働きの安定に繋がります。

今一度、自分の生活習慣に目を向けてみましょう

たか接骨院では、全身から症状の原因を見つけて施術するため、何が原因で症状が起きているかをお伝えしております。

自分の身体は、自分で管理する・守る”ことが重要です。

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