〒031-0823 青森県八戸市湊高台4-15-23 アルス湊高台C棟B(白銀駅・陸奥湊駅から車で10分)
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脊柱管狭窄症は、進行性の腰痛で中高年に多く、レントゲン・MRIなどの検査で腰部に狭窄部位(変形)が見つかったりします。
原因としては、生活習慣・加齢・外傷・腰痛の重症化などがあり、それらが時間の経過と共に骨の退行性変形へと変わっていった結果と考えられます。
症状の特徴として、腰を反った時に足に痛みやシビレが起きてしまうことが多く、これは脊柱管の中を走っている神経根や血管を圧迫してしまうからと言われています。
逆に前かがみ姿勢になると、狭窄部位の神経・血管の圧迫が軽減するため、症状の軽減が見られるという特徴もあります。
しかし、椎間板ヘルニア・骨粗しょう症・腫瘍など他の要因で引き起こされている可能性もあるため、まずは整形外科を受診する必要があります。
明らかな骨の変形による神経・血管の圧迫、3分以内の間欠性跛行、立位保持が1分もできないなどの症状がある場合、手術の可能性が高まります。
ただ、中には例外もあります。
骨同士の狭窄が、筋や他の関節、内臓などの影響で起こっている場合です。
カウンセリングや検査で、筋の硬さや骨盤が前に傾くことで腰が反っている、股関節が屈曲したまま固まっているなどによって脊柱管狭窄症に見えるものは、徒手での施術が可能であったりします。
脊柱管狭窄症であれどタイプは様々あるため、複数の検査によって改善できるものとできないものを評価し、できる範囲の施術を行います。
脊柱管狭窄症を改善させるポイントは、脊柱・骨盤・股関節
ぜひ以下の内容を読んでいただき、改善できる範囲の脊柱管狭窄症の知識を深め、自らの健康に努めましょう。
通常、脊柱(頚部~腰部)はS字状になっており、腰部はやや前側にカーブ(前弯)しています。
腰部の骨は、前後動作を得意とした構造になっており、胸椎に近い骨(上部腰椎)ほど動きが小さく、骨盤に近い骨(下部腰椎)ほど動きが大きいという特徴があります。
脊柱管狭窄症・腰痛・ヘルニアなどがL4・L5の下部の腰の骨に起きやすいのは、もともと脆弱で負担が掛かりやすい部位であると言われているからです。(特にL4は、腰神経叢と仙骨神経叢の吻合部分になるため、負担が掛かりやすいと言われています。)
そもそも反ると腰が痛い方の特徴として、腰のカーブが前方へ強くなり過ぎています。(過前弯)
この状態になると、腰部には過度の圧縮ストレスが掛かり続けるため、腰にある痛みのセンサーが常に異常を感知します。
特に圧縮ストレスが掛かりやすいのがL4・L5と言われており、痛みを軽減させるためには腰部のカーブを改善させて圧縮ストレスを軽減し、腰部の骨がスムーズに動ける位置へ整える必要があります。
この部分に関係が深い筋として、大腰筋・多裂筋があります。
大腰筋は、腰骨の前側に付着している筋で、硬くなってしまうと腰部の骨を前側に引っ張ってカーブを強くする特徴があります。
もし大腰筋が硬い場合、施術やストレッチが効果的です。
多裂筋は、腰骨の後ろ側についている筋で、収縮することで腰部の反りを形成します。
多裂筋に過度な緊張が起こると、腰が反り腰傾向になってしまうため、脊柱管狭窄症の原因の一つとして考える必要もあると思います。
また、腰部の骨の関節に問題が起きている事も考えられますので、ケンプテストと言われる検査法で痛みが誘発された場合、関節(上部腰椎)に対する施術が必要になります。
脊柱・骨盤・股関節は、連動して動きます。
例えば反る動作の場合、”頚部を反る → 背中を反る → 腰を反る → 骨盤が前に傾く(寛骨前傾・仙骨後傾・股関節伸展位)→ 膝の軽度屈曲 → 足部の背屈(伸展)”という運動が、上から下に向かって行われます。(下行性運動連鎖)
逆に前かがみ動作の場合、”足部の底屈(屈曲) → 膝の伸展 → 骨盤が後ろに傾く(寛骨後傾・仙骨前傾・股関節屈曲位)→ 腰を丸める → 背中を丸める → 首を丸める”という運動が、下から上に向かって行われます。(上行性運動連鎖)
これを運動連鎖と言い、どこかが動くことによって他の部分が連動して動くという体の運動てす。
しかし、猫背や反り腰などの不良姿勢になってしまうと、骨盤(寛骨と仙骨の位置関係)の状態が崩れます。(猫背になると寛骨・仙骨が共に後傾し、反り腰になると寛骨と仙骨が共に前傾することが多いです。)
脊柱管狭窄症で多く見られるのが、寛骨の過度な前傾・後傾や仙骨の過度な前傾・後傾です。
骨盤は、反った際に寛骨前傾・仙骨後傾するというのが正しい運動になりますから、骨盤が最初から前に傾きすぎていたり、後傾のまま前傾に動かないとなると、動作時に症状の発症へ繋がります。
もし筋で骨盤を調整するのであれば、臀筋群・ハムストリング・内転筋・腰方形筋・腸腰筋・大腿直筋などがポイントになります。
これらの筋は骨盤に付着しており、動きにも深く関係するため、最初に見るべきポイントとなります。
殿筋群の一部やハムストリングは、寛骨を後ろに傾ける働きを持っていますが、弱化してしまうと骨盤を後ろに傾けることができなくなって骨盤を前傾にし、腰部が反った状態になります。
その結果、体の連動によって腰方形筋・内転筋・腸腰筋が硬くなります。
逆に殿筋群の一部やハムストリングが硬くなってしまうと、骨盤を後傾に固定してしまうため、腰方形筋・内転筋・腸腰筋などが弱化し、反った時に骨盤の前傾が行われず腰部の負担が強くなります。
骨盤の動きを改善する方法は、骨盤を直接調整するだけではありませんので、他の組織にも目を向けましょう。
今までの内容を含めながら股関節の状態を検査すると、様々な発見があります。
仰向けで股関節を深く曲げる検査(トーマステスト)では、
・90°曲げた付近で止まる。(骨盤・腰部の動きが悪いと評価できる。120~130°まで曲がって太ももが胸に付くのが正常)
・足の付け根(鼠径部)に痛みや詰まる感じがある。(腰部の神経に問題が起きていると評価できる)
・膝が外に開いていく。(O脚の人に多くみられたり、腎臓などに問題がある可能性がある)
・腰部に痛みが出る。(椎間板に負担が掛かっていると評価できる)
といったことが多々見られます。
また、股関節を閉じる方向(内転・内旋)に動かした時の検査(股関節インピンジメントテスト)では、
・足の付け根(鼠径部)に痛みや詰まる感じがある。(腰から下の神経・仙腸関節に問題がある)
・お尻が張る(臀部の筋が硬い)
といった事が見られます。
つまり、これらの検査によって股関節に問題が起きているという事が分かります。
健康な人であれば、痛みや運動制限などは起きません。
股関節は、骨盤・腰部の骨とセットで考える必要があります。
例えば、股関節が内側に捻れてしまうと、骨盤は前方に傾き、腰部は前に反った状態(反り腰)になります。
逆に股関節が外側に捻れてしまうと、骨盤は後方に傾き、腰部は後ろにカーブした状態(猫背)になります。
股関節の問題は、骨盤や腰部の負担となり、長期間放置してしまうことで脊柱管狭窄症にも繋がります。
股関節に関係する筋は、腰部・骨盤・大腿骨に多くが付着していますので、筋を緩める・強化する、骨盤と大腿骨の位置を修正して股関節の動きをスムーズにするなどを行い、腰部や骨盤への負担を軽減させる必要があります。
歩行時に腰痛があったとしても、どのタイミングでどこに痛みが起こるのか検証しなければなりません。
もちろん腰部も見なければなりませんが、歩行動作のメインは股関節・骨盤です。(実際は、腕の振りや体幹の回旋、足部の蹴る動作や接地動作も歩行運動に関わってきますので、脊柱・肩甲骨・上肢・足部など全身の評価が大事になります。)
特に臀筋群・腹部の筋・太ももの筋などは、足を前に運ぶ・上げる、骨盤の安定や支持などに関わってくるため、これらのタイミングで腰痛が起こるのであれば、股関節の影響も考える必要があります。
脊柱管狭窄症の方には、ガニ股や左右に揺れながらの歩行、踵を擦る・ベタ足など様々な特徴を持った方がいらっしゃいます。
お客様の靴底を見させていただくことがあるのですが、正しい歩き方をされている方はしっかり足に荷重が掛かっているため、足裏の形のように靴底のゴムが擦り減っています。
しかし、脊柱管狭窄症の方の靴底を見てみると、ゴムの減りが一部の範囲に偏っています。
踵だけが擦り減っている・外側が擦り減っている・つま先が擦り減っているなど様々で、この靴底の状態から股関節や足部の位置関係が推測でき、関節の状態やどういった筋が関与しているかおおよそ検討がつきます。
自分の靴底が、どういう状態なのか確認してみましょう。
歩行時の腰痛を改善させるためには、骨盤の状態や股関節の位置関係、負担の掛かっている筋の硬さや緊張を軽減させつつ使われていない筋を活性化し、正しい歩き方を身につける必要があります。
股関節が悪くなる理由は様々あります。
座り方や立ち方、横になったままテレビを見る、足を組むなど誤った生活習慣で悪くなっていることがほとんどです。
同じ姿勢を長時間続けていれば、動かしていない筋は硬くなりますし、場合によっては弱化します。
しかしほとんどの方は、それが原因になっているとは気づきません。
慢性症状は、時間の経過とともに機能障害が進行して起こるため、いつ症状が出るかは誰にも分かりません。
日常生活を見直し、不良姿勢や偏った体の使い方をやめましょう。
自分の身体は自分で管理することが大事です。
脊柱管狭窄症の代表される症状に、間欠性跛行があります。
間欠性跛行は、歩いているうちに少しずつ足に痛みやシビレが出現し、休憩することで一時的な症状軽減が見られますが、また歩き続けていると痛みやシビレが出てきてしまうため、休憩しながらでないと歩行が長時間できないというのが特徴です。
この状態を放置していると、機能障害が進んで短い歩行時間で痛みやシビレが出るようになります。
その結果、歩くことが苦痛に感じて活動量が減り、寝たきりになる可能性が高まるため、早期の施術対応が必要です。
3分以内の間欠性跛行になると、手術の可能性が高まります。
しかし手術をしたからと言って、100%改善する保証はありません。
大事なことは、酷くなる前に対応することです。
変形によって脊柱管狭窄症になったものを100%改善させることはできませんが、改善できる範囲のものが少しでも残っているのであれば、改善できなくなる前に対応すべきだと考えています。
改善するためには、生活習慣がポイントになります。
できる範囲で体を動かすことが大事です。
安静にしていたところで改善しません。
もし安静によって痛みが軽減したとしても、ほとんどの方がすぐ再発したり、悪化しています。
それは、原因が改善されていないまま機能障害が進行してしまったからです。
現在、整形外科学会では運動療法を推奨しています。
股関節であれば、四股踏みや股関節前面を伸ばすストレッチなどをできる範囲で行うのが良いでしょう。
早く改善したいと思って無理に頑張っても、すぐ結果が出るわけではありません。
逆に無理をしすぎて壊してしまう可能性もあります。
時間をかけて壊れた体は簡単に改善しませんので、コツコツ行うことが大事です。
世の中が便利になり過ぎるあまり、本来の活動量が減っています。
原点に返って体を動かしましょう。
改善できる範囲のものが残っていれば、それらをしっかり改善させる!
骨と骨が狭くなっているからといって腰を牽引したり、症状がある所に注射・湿布を貼るなど、あなたは”症状が出ている所に問題がある!”と思っていませんか?
そのような考え方はやめましょう。
実際、少しでも改善が見られていますか?
症状が出ている所に繰り返し施術を行っても改善が見られないという事は、”症状があるところに原因がない”ということです。
つまりあなたは、何が原因で脊柱管狭窄症になっているかも分からないまま施術を受けているのです。
たか接骨院は、全身に着目して整体を行っています。
全身を検査しながら施術を進めていくため、症状と原因の関係についてお伝えすることができます。
ですからたか接骨院では、脊柱管狭窄症の改善が可能なのです。
もし、上記のようなことをしても症状が楽にならない場合、あなた自身が対応できる範囲ではない、別の原因による症状と考えられます。
たか接骨院は、数々の臨床経験から脊柱管狭窄症に関する経験・知識が他院に比べて豊富で、詳細な問診と検査で全身から原因を見つけます。
そこからお伝えできることは、症状のある所に原因があるとは限らないという事。
今までいろいろなところに通ったが改善しなかったという方は、原因を見つけられない施術家に出会っていた可能性が高いと考えられます。
施術は、筋・膜・内臓・頭蓋・関節・神経・血管を使ったオーダーメイド整体で、原因に対して正確に施術を行っていき、身体の状態と日常生活での問題点をお伝えさせていただきます。
また、あなたのライフスタイルを考慮し、生活指導をはじめとする日常での立ち方・座り方・体の使い方・セルフケアもお伝えします。
ですから、あなたの脊柱管狭窄症を改善に導いていくことができるのです。
たか接骨院の整体で、健康的な身体を一緒に作りましょう。
脊柱管狭窄症でお悩みの方は、ぜひご検討ください。
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