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もし上記のようなことに心当たりがある場合、あなたは坐骨神経痛の可能性が疑われます。
しかし、坐骨神経痛とは症状であり、病名ではありません。
坐骨神経は、”腰椎の4~5番と仙骨の1~3番”から出ている神経です。(なお、腰椎の4番目からは大腿神経・閉鎖神経など腰部の神経も出ているため、坐骨神経はこれらの神経と吻合しています。)
坐骨神経が何かしらの要因で引っ張られる・動かなくなる・酸欠になると、坐骨神経の領域である臀部・もも裏、脛骨神経(坐骨神経の枝)領域のふくらはぎ・足裏、総腓骨神経(坐骨神経の枝)領域の膝から下の外側・前面・足の甲などに、シビレ/違和感/痛みなどを引き起こすことがあります。
多くの場合、不良姿勢や誤った生活習慣から機能障害が進行したもので、立ってられない/座ってられない/歩けなくなるなどの運動障害や精神的な不安などにも繋がります。
重症になるほど改善に時間を要するため、早期対応が必要です。
坐骨神経が痛みに関わっているかを調べるには、検査がポイントになります。
SLRと呼ばれる検査法があり、この検査であなたが感じている痛み/シビレが強く誘発されると、坐骨神経が関係していることを評価できます。
しかし、この検査で反応が出ない方もいらっしゃいます。
そういった場合、血行不良による問題や別の要因によって坐骨神経領域に症状が起こっていると考えられます。
なぜ坐骨神経痛のような状態が起きるのかを知ることができれば、改善にも繋がります。
ぜひ以下の内容を読んでいただき、坐骨神経痛に対する知識を深めましょう。
シビレが発生する原因として、以下のようなことなどが考えられます。
誤った生活習慣から骨・関節の位置が崩れ、筋に依存した身体になってしまうと、筋に硬さや緊張が作られて神経の絞扼や血流障害など起こります。
神経が絞扼されている場合、動作時に神経が引っ張られてしまうため、鋭い痛み/シビレが起きます。
逆に血流障害の場合、筋や神経に酸素・栄養が届かなくなるため、徐々に痛み/シビレが起こります。
あなたは正座で足がシビレたり、しもやけで手足がジンジンする経験をされたことがあると思います。
正座時にシビレが起きても、正座を崩せば徐々にシビレは軽減していきますよね。
これは、正座を崩すことで血流障害が改善するため、痛み/シビレが軽減するのです。
しもやけの場合、温めることで血管が拡張し、血流量が増加してジンジンした感覚が軽くなっていきます。
しかし坐骨神経痛になってしまうと、血流障害・神経の緩みが簡単に改善しません。
なぜなら、長期にわたって作られた筋・膜の硬さは、簡単に緩まないからです。
また、神経が膜に張り付いている可能性もあり、動いた時にシビレがある場合、どこの原因によって起きているかを特定する必要があります。
もちろん病気や内臓との関係も考えられるので、安易な判断をしてはいけません。
まとめると、坐骨神経痛は神経が無理やり引っ張られるか、血流障害が主な原因であり、これらが何によって引き起こされているか検査する必要があります。
坐骨神経痛の原因の多くは、臀部の筋である事が多いです。
特に座位姿勢は、骨盤を不安定な形へと変化させてしまうため、その状態で上半身を支えるとなると、筋のサポートが不可欠です。
中でも臀部は、座位における一番下の部位になりますから、体重の約70%(上半身の重さ)を受け止めることになります。
座位が長時間続けば、殿部は硬くなったり緊張してしまい、血管や神経を絞めつけて血流障害や神経障害を引き起こし、坐骨神経痛のような症状を作ってしまうのです。
また、足を組む・片側に寄りかかる・あぐら・女の子座り・不良姿勢(猫背など)などの間違った生活習慣も、多くの坐骨神経痛の背景に見られるため、改善していく必要があります。
殿筋群の中でも特に坐骨神経と関係が深いものは、梨状筋です。
梨状筋は、坐骨神経と重なるように走行しており、硬くなってしまうと坐骨神経を引っ張ったり・血流障害を作ったりして、臀部から太もも裏に違和感やシビレを引き起こすことがあります。
他にも椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などの痛みやシビレに、梨状筋が関わっていることが多々見られます。
しかしながら梨状筋だけが坐骨神経痛の原因になっているわけではありません。
なぜなら、神経は全身繋がっているからです。
臨床上よく見られるのは、他の部位の異常が”坐骨神経領域”に痛み・シビレを出していたりすること。
簡単に言えば、”見せかけの坐骨神経痛”です。
解剖学的な話から例を挙げますと、太ももの内側の筋(内転筋群)の神経である”閉鎖神経”は、坐骨神経と腰の4番目の骨で合流しています。
ですから、太ももの内側の筋が硬くなったりすると、閉鎖神経を介して坐骨神経に刺激が入り、坐骨神経痛のような症状が起こっていたりするケースも見られます。
このように、別の原因で坐骨神経痛のようになっていれば、いくら梨状筋だけを施術しても改善しません。
また、痛み・シビレが出ている領域によって原因は変わってきますので、きちんと検査して原因を見つけることが必要となります。
なお、筋や神経の異常は、レントゲンやMRIなどには写らないため、原因を見つけることは困難であることを知っておきましょう。
※坐骨神経は、自律神経とも関わりが深く、内科系・婦人科系・生殖器系疾患、精神的要素などと関わっていることもあるので、安易な考えは避けるべきです。
臀部の筋を緩めるセルフケアとしてオススメなのは、四股踏み
四股踏みは、臀部の筋が緩むポジションでもあり、私も臀部の筋を緩める際にはこのポジションを使います。
お相撲さんが坐骨神経痛や腰痛などにあまりならない理由がそこにあります。
お相撲さんは、四股を踏むことによって臀部の筋が柔かくなるため、血管を絞めつけたり、神経を引っ張るようなことがほとんど起こらないからです。
まずは、四股の姿勢を取ってみましょう。
四股をする前と後で症状に変化が見られれば、臀部の筋に問題があると言えます。
もし症状の軽減がみられたら、毎日10回ほど四股踏みをして臀部の筋を柔らかくしていきましょう。
すぐに結果が出るわけではありません。何事も継続が大事です。
そして、原因が一つとは限りません。
症状の範囲によっては、複数の原因であることが疑われます。
原因によってセルフケアは変わってきますので、まずは自分の症状の原因がどこかを専門の方に見つけてもらいましょう。
坐骨神経痛の方の特徴に、猫背姿勢・あぐら・女の子座り・足を組んで座るなどの間違った生活習慣があります。
これらの姿勢は、筋に過度な負担となります。(筋に依存して体を支える姿勢)
正しい姿勢とは、骨で体を支えることです。
例えば猫背姿勢になってしまうと、脊柱の正常な並びが崩れ、上半身を脊柱で支えることができなくなってしまうため、骨盤で支える状況になってしまいます。
また、座位姿勢においては、骨盤を不安定な構造へ変えてしまいますから、筋の活動がないと骨盤の安定が保てなくなります。
その結果、臀部の筋に掛かる負担が大きくなると共に血流障害なども引き起こされ、坐骨神経痛の様な症状が作られてしまいます。
イスを使用する場合、座面に対して”坐骨を突き刺す”ようなイメージで座ると、筋へ依存しにくくなります。
また、背もたれをうまく使う事もポイントです。
床やソファーに座る際は、坐骨の辺りに座布団やクッションを入れ、お尻の位置をやや高くして過ごすようにしましょう。
正しい姿勢を身に付けることは、坐骨神経痛の予防に繋がるのです。
人間の体は、60%が水です。
しかし多くの方は、コーヒーやお茶などカフェインが含まれているものを大量に摂取しています。
カフェインは利尿作用が強く、排尿の回数を意図的に増やします。
そうすることによって何が起きるか?
それは、脱水
脱水になると、血液がドロドロになったり、筋を硬くしてしまうため、痛み物質の産生に繋がります。
また、尿による老廃物の排泄の質が悪くなります。
そこで、水を1日1.5ℓ前後摂取する習慣をつけて代謝を上げ、血流の改善や老廃物の除去に努めましょう。
栄養面から考えると、マグネシウムの摂取がオススメです。
マグネシウムは筋を緩める作用があり、不足している方は摂取の必要があります。(逆にカルシウムは筋を硬くする作用があるため、取り過ぎの方は摂取を控えましょう。)
しかしながら取りすぎはいけません。
過度な摂取は、下痢になってしまいます。
マグネシウムが足りないと思われる方は、適度に摂取することをオススメします。
坐骨神経痛に冷シップを貼ったり、痛み止めを服用している方をよく耳にします。
坐骨神経痛の多くは、血流障害です。
冷湿布で冷やしてしまうと、交感神経の働きで血管が収縮し、血流量が減少します。
血流量が減少すれば血流障害は改善しないので、いつまでたっても症状が改善しません。
一方、温めると副交感神経が働くため、血管が拡張して血流量は増加します。
血流量が増加すれば、体の隅々に血液が届き、必要な酸素や栄養素が組織に供給されるため、壊れた組織の修復や体内に溜まった老廃物の除去も促せます。
問診で、お風呂に入ると症状が軽減するという方がいらっしゃいます。(シャワーではあまり変化が起きません。)
これは、体が温められたことによって血行が良くなり、血流障害や老廃物の除去が一時的に改善されたため、症状軽減に繋がったと考えられます。
しかしながらこれは、筋に原因がある場合です。
お風呂に入っても変化がない場合、残念ながら重度の血流障害・内臓・自律神経に原因があると推測されるため、ご自身で対応できる範囲を超えた身体の状態です。
そういった場合、専門の方に対応してもらうことが必要となります。
症状がある所に原因があるとは限らないため、全身を見る必要があります!
あなたは、”症状が出ている所だけに原因がある!”と思っていませんか?
そのような考え方はやめましょう。
実際、症状が出ている所に電気を当てたり、ほぐしてもらったところで、坐骨神経痛の改善が見られましたか?
症状が出ている所に繰り返し施術を行っても改善が見られないという事は、”症状の出ている所が原因ではない!”ということです。
つまりあなたは、何が原因で坐骨神経痛になっているかも分からないまま施術を受けているのです。
たか接骨院は、全身に着目して整体を行っています。
全身を検査しながら施術を進めていくため、症状と原因の関係についてお伝えすることができます。
ですからたか接骨院では、坐骨神経痛が改善されていくのです。
もし、上記のようなことをしても改善が見られない場合、あなたが対応できる範囲ではない、別の原因による症状と考えられます。
たか接骨院は、数々の臨床経験から坐骨神経痛に関する経験・知識が他院に比べて豊富で、詳細な問診と検査で全身から原因を見つけます。
そこからお伝えできることは、症状のある所に原因があるとは限らないという事。
今までいろいろなところに通っでも改善しなかったという方は、原因を見つけられない施術家に出会っていた可能性が高いと考えられます。
施術は、筋・膜・内臓・頭蓋・関節・神経・血管を使ったオーダーメイド整体で、原因に対して正確に施術を行っていき、身体の状態と日常生活での問題点をお伝えさせていただきます。
また、あなたのライフスタイルを考慮し、生活指導をはじめとする日常での立ち方・座り方・体の使い方・セルフケアもお伝えします。
ですから、あなたの坐骨神経痛を改善に導いていくことができるのです。
たか接骨院の整体で、健康的な身体を一緒に作りましょう。
坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひご検討ください。
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