〒031-0823 青森県八戸市湊高台4-15-23 アルス湊高台C棟B(白銀駅・陸奥湊駅から車で10分)
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”痛み”を安易に考えている方が、多く見受けられます。
また、”痛みが無くなった=治った”と誤った解釈をされている方も多くいらっしゃいます。
このような考えは、大きな間違いです。
結果、痛みが出たり・出なかったりを繰り返しているうちに状態が重くなってから来院され、改善に時間とお金が掛かってしまっているケースが後を絶ちません。
坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などは、腰痛を長期間放置したために機能・構造障害が進行してしまった状態でもあるのです。
”痛みがなぜ起こるのか?”が分からなければ、いつまでも間違った対応をしてしまうため、一向に改善へ進みません。
ここでは、痛みがどういった過程で起こるのかを知りましょう。
痛みとは、身体の異常や異変を知らせる”シグナル”です。
もし痛みという感覚が無ければ、危険を察知したり、回避することができなくなってしまい、ケガや病気を繰り返したり、最悪の場合は命の危険にも繋がります。
痛みとは、身体や命を守るために欠かせない反応なのです。
しかしながら、この反応を軽視されている方がほとんどです。
身体の異常を知らせているのに、無視・軽視をしてしまえば、身体に問題が起こるのは当然です。
例を挙げるならば、赤信号にも関わらず無視して車で交差点に突入したら、事故に繋がりますよね?
当院に来院される多くのお客様が、痛みを放置していたり、溜め込むことによって、重い状態となって来院されています。
ですから痛みというシグナルを無視・軽視することは、改善のチャンスを失い、悪化させる要因になります。
慢性症状における痛みはどのようにして起こるのか?
多くは、筋・関節・内臓・神経などに何かしらの問題が生じることで起きます。
問題が起こると、血液中から痛み物質が産生され、筋・靭帯・関節包(関節を包む膜)などにある痛みを感じるセンサーと結合し、神経を介して脳に情報を伝えます。
そして脳は、”痛み”という信号を身体に伝えるのです。
簡単に図解すると…
血流障害や組織に問題が起きる → 血液中から痛み物質が産生 → 痛み物質が体の異常を感知するセンサーと結合 → 反応したセンサーが神経を介して脳に伝える → 脳が”痛み”として認識する
という具合です。
では、この脳で感じている痛みを改善させるためにはどうしたらいいのか?
そこには3つのポイントがあります。
①痛みを感じるセンサーを落ち着かせる
②痛み物質の排除(血流障害を改善させ、痛みの原因に対する酸素・栄養不足を解消する。)
③脳から出る自然治癒力の働きを止めない。
中でも重要なのは、②・③になります。(①に関しては、ストレス・自律神経・感情などとも関わりがあるため、血流障害が改善したからと言ってセンサーが落ち着くとは限りません。)
②・③への対応を間違ってしまうと、早期改善の道のりは遠くなってしまいますので、原因に対していかに必要なこと・正しいことを行うかがポイントになります。
痛みを感じると、脳は身体を修復するために様々な命令を出します。
・血圧上昇(多くの血液を送る)
・血流量の増加(多くの血液を流す)
・呼吸数を増やす(酸素を多く取り込む)
・体温上昇(免疫細胞が痛み物質を壊す際に、熱が産生される)
・血管拡張(痛み物質の排除・血流量の増加を促す)
これが、”自然治癒力”と言われるものです。
この自然治癒力がしっかり働くことによって、壊れた体は自然に修復されていきます。
もちろん個人の身体・精神状態・環境などによって自然治癒力の反応が変わってきますので、予定通りに働くとは限りません。
脳が判断して勝手に対応するため、個人の意思や施術家の技術による都合は関係ないのです。
では、身体の自然治癒力を生かしつつ早く改善するためには何をしたらいいのか?
以下の内容をご覧いただけると幸いです。
せっかく脳から身体を修復する命令が出ているのに、軽視・我慢・放置・誤った対応などをしてしまえば、状況は改善しないどころか逆に酷くなり、改善が難しくなります。
油断大敵という言葉があるように、痛みを安易に溜め込んでしまえば、後で返せなくなるほどの”ツケ”が回ってきます。
その時、あなたの身体は健康な状態に戻るのでしょうか?
大事なことは、脳からの命令を素直に受け入れ、改善を引き出すための行動を自らとることです。
睡眠・生活リズム・食事・運動・体の使い方・休養・ストレスの解消など、見直すべきことはたくさんあるはずです。
その行動と修正を繰り返し積み重ねていくことで、身体は改善へと向かっていくのです。
腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などに対し、そもそも痛み止め・湿布などの対応は、何を目的としたものなのでしょうか?
今までの解説を通してお伝えできることは、脳から出ている痛みという信号を、抑え込んでしまっていると考えられます。
ということは…
”自然治癒力を抑えてしまう”ことになりませんか?
せっかく脳が身体を修復しようと命令を出しているに、薬などで痛みの信号を抑え込んでしまえば、脳からの修復命令を止めてしまうことになります。
対処療法によって痛みは一時的に軽減するかもしれませんが、そもそもの原因が改善されていないため、知らず知らずのうちに痛み物質が出続けることになります。
そして、痛み物質が限界まで蓄積してしまうと、痛み止めや湿布などでは脳をごまかすことができなくなるため、身体の状況が更に悪化し、強い痛みを脳が発信することになるのです。
では、何をすればいいか?
まずは、痛みという信号を利用し、原因に対して正しい施術や対応を行うこと。
一つは、原因となる筋や内臓の硬さなどを改善して血流量を増やし、細胞・組織への酸素・栄養不足を改善することで、痛み物質の排除や発生を抑え、脳への異常信号を小さくする。
もう一つは、関節の可動域制限がある部分を正常にし、筋の緊張や痛みを感じるセンサーの働きを抑えること。
これができれば、おのずと身体は改善していくものと私は考えています。
使えば使った分だけ身体は壊れます。
壊れた身体を修復するためには、時間と休養が必要となります。
しかし多くの方は、無理をしてしまいます。
我慢してきた・放置してきた・頑張ってきた方ほど、気づかない所で身体が壊れてしまっているのです。
また、ストレス等でアドレナリンの過剰な放出・交感神経の興奮が起きてしまうと、身体を緊張状態にしてしまうため、身体が修復しないといったことが起きます。
そこでまず見直すべきことは、生活習慣
身体は、副交感神経の働きによって修復されます。
最も副交感神経の働く時間は、午後10時~午前2時と言われています。
この時間にしっかり睡眠を取り、心身の修復に充てることが大事です。
そのためには、食事でしっかり栄養を取ったり、入浴で副交感神経にスイッチを切り替えることなども必要です。
また、運動することも大事です。
日常生活で硬くなっていた筋・使っていない筋を動かしたり、ストレス発散をすることで、身体の代謝や免疫力が上がり、改善のサポートとなります。
ただし、夜にランニングなどの運動をされてる方がいらっしゃいますが、これはオススメできません。
人間は、夜になると副交感神経に切り替わるため、夜の運動は交感神経を刺激し、副交感神経に切り替わるまで時間が掛かります。
運動をするのであれば、体温がピークになる夕方がおススメです。
大事なことは、日常生活においてオンとオフをしっかり分ける事です。
腰痛・坐骨神経痛・ヘルニア・脊柱管狭窄症などの原因として、血流障害による組織・細胞の酸素・栄養不足や痛み物質の蓄積が多いとお伝えしてきました。
では、冷湿布などによって冷やすという対応をした場合、身体にどういった変化が起きるかというと、脳が体の体温を下げないよう血管を収縮して血流量を減らし、熱を体内に閉じ込めようとします。
そのため、より血流障害を招くことになります。
また、温度を感じる神経が、他の神経に比べて脳に一番早く到達するため、痛みの感覚を冷たいという感覚にごまかすことが可能になります。
ですから、”冷やす”という対応は、症状を感じにくくさせたり、悪化させないための一時的な対応であって、症状を改善する行為ではありません。
改善のポイントは、血流量を増やし、酸素・栄養不足・排泄・代謝を改善すること!
そのためには、体を温めることが必要になります。
体を温めると血管が広がって血流量が増え、酸素・栄養の運搬や痛み物質の除去の促進が同時に行われます。
体を温めるためには、湯船につかる・冷たいものを極力避けるといった生活習慣へ変えることをおススメします。
しかし、この対応だけでは改善に時間が掛かります。
早く改善したい方は、施術とセットで行うことが大事です。
身体の仕組みを知ることで、何をしなければならないか分かってきます。
痛みというシグナルを無視せず、専門家の施術と自分でできることを掛け合わせて早期の改善を目指しましょう。
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