〒031-0823 青森県八戸市湊高台4-15-23 アルス湊高台C棟B(白銀駅・陸奥湊駅から車で10分)
営業時間
”朝だけ腰が痛い”という方が多くいらっしゃいます。
日中の時間帯は平気なのに、なぜか朝だけ…
ある一定の時間帯に症状が出る方は、筋以外の要因も考えられます。
なぜ朝だけ症状が出るのか?
自分の身体を一度振り返ってみましょう。
あなたの内臓は
疲れていませんか?
就寝時は、筋の活動がほとんど行われないため、筋を利用した補助的な血流促進が見込めず、必然的に血流量は減少します。
そのため、内臓による血液循環がメインとなります。
内臓には、循環(血液や水などを体内に回す)・吸収(栄養や水を体内に取り込む)・免疫(ウィルスや炎症物質などへの対応)・排泄(便や尿など)・消化(食物の分解)・解毒(化学物質の分解)・メンタル(ストレスなどの対応)・ホルモン(体内環境の調整)など様々な働きがあり、24時間働き続けています。
特に就寝時は、内臓の働きや自律神経が中心となって血液や水を体全体に回す、毒の分解、食物の消化、壊れてしまった細胞の修復(代謝)などが行われています。
しかし内臓は、複数の仕事を同時に行うことができないという特徴があるため、一つの仕事が多忙になってしまうと、他の仕事ができなくなってしまう問題を抱えています。
まず体は、生命維持のために脳や内臓へ血液・水を送ります。
もし、食べ過ぎによる消化器への過剰な負担、アルコール多量摂取による化学物質の分解、便秘・下痢などによる排泄障害、自律神経の乱れやストレスによる免疫低下などがあると、それらの仕事のために大量の血液や水が使われ、循環に必要な血液が不足して筋や神経などに届きにくくなります。(生命の維持が最優先であるため、筋に回す血液や水は後回しになることが多いです。)
血液・水が届かなくなった組織は硬くなっていくため、朝起き上がる・立ち上がる時などの動作で筋に過剰な負担が掛かって腰痛などが引き起こされ、筋を使った血流促進が可能になる日中からは、痛みが改善してくるわけです。
朝だけ腰痛がある方の特徴に、足がつる・冷える、身体が重い、疲労が抜けない、不定愁訴があるなど別の不調も訴えています。
また、低体温や低血圧であるという方は、そもそも血液の循環が悪いということが考えられます。
(体温が通常36.5度以上ある方は、朝方の腰痛が出にくい傾向にありますが、36度前後の方は、朝型の腰痛に繋がっている傾向があります。)
(血圧の上が100以下の方は、血液を送る力が弱いですので、全身に血液が回るまでに時間が掛かってしまって朝方の腰痛に関わってしまう可能性があります。)
そういった不調は、内臓に原因がある事も多いのです。
特に朝の症状に関わってくる内臓は、肝臓・心臓・腎臓・肺・大腸です。
肝臓は身体の害になる毒を浄化し、腎臓は体内の水を循環させます。
心臓は血液を全身に送り、肺は呼吸で体内の酸素・二酸化炭素を交換を行い、大腸は免疫・排泄に関わります。
これらの臓器に負担が掛かっていると、朝に症状が起きやすい可能性があります。
筋が硬くなってしまうと、血管を絞扼して血流障害が発生するため、酸素・栄養・熱の運搬低下と痛み物質の産生が起こります。
血流は、交感神経と副交感神経によって調節されています。
一般的に、筋に緊張や硬さがあったりすると、血管を絞扼して血流障害を引き起こすと言われています。
血流障害が起きれば、酸素・栄養・熱などが各組織に運ばれにくくなり、壊れた組織の修復や老廃物の除去が遅延したり、血液から痛み物質の産生が起こります。
結果、”痛み”が作られます。
体内の循環は、交感神経の働きによって朝6時ごろから血圧・脈拍の上昇が始まり、血流量を増加させながら昼12時ぐらいまで続きます。
そして、血圧・脈拍・体温などを高い状態に保ちしながら、午後6時ごろまで維持し続けます。
午後6時以降になると、身体は副交感神経の働きに切り変わっていくため、血圧・脈拍の減少が始まり、血流量を低下させながら午前2時をピークに朝方まで生命維持に必要な循環だけが行われます。
この体内のリズムは、全ての人間に起こります。
そこで、血流障害のメカニズムと1日の体内循環のリズムを重ねてみます。
そこから考察できることは、”就寝時の循環低下によって、血流障害が起きている部位が更に血流障害に追い込まれてしまい、痛み物質の産生促進に繋がって、朝の腰痛を引き起こしているのではないか?”という事です。
もちろん、栄養・酸素・熱の運搬不足がより顕著となって修復が追いつかず、朝になると腰痛などが起こってしまうということも考慮する必要があります。
そういった意味でも、筋の緊張や硬さの改善は、見逃してはならないという事になります。
筋の硬さは、血流障害を引き起こして朝の腰痛を作ってしまう可能性を高めます。
自分の身体・生活を見直してみましょう。
寝方によって、負担のかかる部位が
変わってきます!
問診などで、”寝返りがなく、寝ていたままの姿勢から起きる”とおっしゃる方がいます。
寝返りをしていないという事は、長時間同じ姿勢で過ごしていることと同じです。
長時間同じ姿勢をしていれば、血液の流れが滞ることになり、仰向けのままであれば”背中側”、横向きのままであれば”下にしている側”に血液が溜まります。
ですから、寝返りを無意識に行えるようになれば、下に溜まっている血液を全身に回すことが可能となります。
では、寝返りができない原因がどこにあるかというと、多くの場合”頚部”です。
”寝返りをする”という事は、”方向転換”するという事になります。
方向転換する際に、最初に動かなければならないのが頚部です。
寝返りは、頚部 → 胸郭 → 骨盤の順番で運動が行われます。
臨床でお客様に寝返り動作を行ってもらうと、できない方の多くは、骨盤から動かそうとします。
これは間違った体の使い方であるため、腰に負担が掛かって痛みが出るのは当然です。(皆さんもやってみてください。)
こういった方の特徴に、肩こりや頚部の痛み、目の疲れなどがあります。
頚部・胸椎・肩甲骨周囲の筋などが硬いと、頚部の動きが制限され、反対側に向こうとも向けないのです。
その結果、同じ姿勢のまま眠ってしまい、体の中の至る所で血流が停滞し、起床時の腰痛に関わってくるのです。
寝返りができていないという方は、頚部を評価してみましょう。
自分の身体に合った寝具を選びましょう
寝具が合わないという方も非常に多いです。
私は普段布団で寝ているので、朝腰が痛いことはそうそうありませんが、出張でホテルに泊まったりすると翌朝腰が痛くなることがほとんどです。
特にベッドで寝ると、ほぼ100%腰を痛めます。
その原因として考えられるのは、寝具の硬さ。
寝具が柔らかすぎるあまりお尻が沈み、背中も丸まって寝返りができない姿勢になっていると自分で分析しています。
たか接骨院で朝の腰痛に悩まれている方の多くは、低反発の寝具か強度が低下しているマットレスを利用されている方です。
人の体は皆さん違うため、合う合わないは必ずあります。
低反発の寝具が合わない方の特徴として、猫背姿勢の方です、
低反発の寝具を利用することで、よりお尻が沈んでしまって猫背姿勢が強くなり、寝返りが行えないなどの動作制限が起きていると考えられます。
硬さが低下したマットレスも同様です。
購入時は状態も良くて強度もありますが、徐々に消耗していきます。
荷重のかかる部分は特に弱くなりやすいため、更に体は沈み込んで寝返りができなくなります。
その結果、朝の腰痛に繋がっていると考えられます。
また、”枕を高くして寝ている”という方がいらっしゃいますが、枕を高くしてしまうと、頚部の屈曲が強くなって肩の内巻きや円背姿勢に繋がる可能性が高まり、肩こりや頚部の痛み、呼吸のしづらさと言った症状へ繋がるため、気をつける必要があります。
自分の体に合う寝具を探すのは大変ですが、いろいろ試して探すしかないと思われます。
睡眠は、身体を治す重要な時間帯ですので、多少高くてもきちんとしたものを購入しましょう。
そもそもの原因が分からなければ、何をやっても改善しません。
もし内臓に原因があれば、何かしらの不定愁訴と関係していることが考えられます。
足のつりや冷えなどの循環不全、胃もたれなどの消化器の不調、口の渇きなどの脱水といった症状や不調が、腰痛と関わっていることもあるので、そういった場合は、内臓の問題も疑う必要があります。
こういったことに心当たりがある方は、生活習慣を見直しましょう。
寝返りができていないのであれば、頚部に問題が考えられますので、施術やストレッチで、頚部・肩甲骨周囲の筋を緩める必要があります。
寝具であれば買い替えです。
自分の朝の腰痛の原因が何なのかを考え、心当たりを一つずつ潰して答えを見つけ出しましょう。
たか接骨院 院長の佐々木です。
あなたのお悩みを解決します!
もし、上記のようなことをしても症状が変わらない場合、あなた自身が対応できる状態ではない、別の原因による症状であるという事です。
当院は、朝の腰痛に対する経験・知識が他院に比べて豊富にあり、きちんとした問診と検査で全身から原因を見つけます。
そこからお伝えできることは、症状のある所に原因があるとは限らないという事。
今までいろいろなところに通ったが改善しなかったという方は、原因を見つけられない施術家に出会っていた可能性があります。
施術は、筋・筋膜・内臓・頭蓋・関節・神経・血管を身体の状態に合わせて行うオーダーメイド整体で、原因に対して正確に施術いたします。
朝の腰痛でお悩みの方は、ぜひご検討ください。
〒031-0823
青森県八戸市湊高台4-15-23
アルス湊高台C棟B
白銀駅・陸奥湊駅から車で10分
平日9:00~19:00/土曜日18:00まで(完全予約制)
(当日予約は13:00までにご連絡ください)
不定休(日・祝は休診、別日休診あり)
※出張・所用等により、急遽お休みをいただく場合がございます。ご理解ください