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歪みと痛みの関係

歪んでいるから痛いのか?

歪みの画像

お客様から、歪みに対するご相談がよくあります。

右の肩が下がっているどちらかの足が短い体が傾いている骨盤が歪んでいるなど内容は様々です。

 

多くの方が”歪み痛み”と認識されており、”歪み整えれば痛みは無くなる”という考えをお持ちです。

確かに解剖学的肢位/関節本来あるべき位置あることで、筋肉頼らず痛み出にくい姿勢)から視診触診などで様々な部位の異常を見つけることができますし、運動時における骨/関節の動きの悪さも評価できるため、問題となっている部分に施術を行うと改善される方もいらっしゃいます。

しかし、歪みがあっても痛みの無い方(高齢者など)はいらっしゃいますので、歪みだけを疑うのは危険です。

 

それに対し、”骨盤矯正することで改善見込めます”といったフレーズを目にします。

骨盤は体の土台であるため、必ず検査/評価しなければなりません。

もし問題が見つかり、施術を行って痛み可動域などの変化はっきり感じられるのでれば、メインとなる原因一つであると評価できますが、変化あまり感じないというのであれば、骨盤以外問題/神経/内臓など)がメインとなっている可能性が高いです。

ですから骨盤だけ調整しても、改善することはないのです。

 

歪みは、足部膝関節股関節脊柱手関節顎関節頚部頭部など様々な部分でも起こるため、全身評価が改善していく上で必要になってきます。

なお、変形したもの改善させる手技ありませんので、そういった場合、手術運動療法による対応となります。

 

また、歪みを作る要因は、骨だけとは限りません

”歪み=骨”という誤った認識を持たれている方は、改善の遅延や事故に繋がりますので、このページで歪みに対する認識・考え方を深めましょう。

内臓の位置の画像

筋/骨の位置は左右対称ですが、内臓は左右対称になっているわけではない。

本来、人間の身体は左右対称ではない。

/の位置は、ほぼ左右対称に存在していますが、ポイント内臓にあります。

体の右側には肝臓胆のう十二指腸腎臓小腸大腸の一部(上行結腸など)があり、左側には心臓脾臓膵臓腎臓小腸大腸の一部(下行結腸など)があります。

膀胱子宮前立腺直腸といった臓器は骨盤内にあり、恥骨から仙骨に向かって並んでいます。

 

各内臓は、大きさ位置重さ組織との繋がりなどがそれぞれ違うため、様々な要因から/関節位置関係変わったり緊張が作られ、体のバランスを維持しようと意図的な歪み起こります

そのため、右肩やや高く左肩やや低くく、左足やや短く右足やや長くなっているのが正常な身体歪みになります。

 

しかし異常歪みが作られているのであれば、対応急務になります。

病気などが隠れている可能性もありますし、頭部脊柱仙骨自律神経とも深い関わりがあるため、歪みが強くなることで自律神経の働きが乱れ、謎の不定愁訴が現われることも考えられます。

場合によっては骨の変形なども起こり、改善が難しくなります。

大事なことは、前後左右の歪み誤差小さくすることにあります。

歪みには、順番がある。

筋と歪みの関係の画像

背骨最初歪むと言われているのが、胸腰椎移行部

背骨最初歪むと言われているのが、胸腰椎移行部です。

胸腰椎移行部は、胸椎11番腰椎2番構成されており、この部分は人間二足歩行になる過程の中で最後獲得した発達と言われています。(赤ちゃん産まれてから立ち上がるまでの過程と人間二足歩行になるまでの過程は同じです)

しかし、新しく獲得した発達ほど脆弱な構造になっています。

そのため、猫背などの不良姿勢によって胸腰椎移行部後方に変位してしまうと、骨盤後傾胸椎後弯股関節外旋(がに股/O脚)・膝関節屈曲位・巻き肩ストレートネックなど/関節位置異常が起こります。

 

胸腰椎移行部の次に歪むのが頚椎の2番です。

 

 

(頚部も

 

 

 

 

では、骨に何がついているかというと、筋・内臓・靭帯など様々な組織がついています。

”偏った体の使い方””不良姿勢”などによって硬くなってしまった筋・筋膜・靭帯”疲労・血行不良”で重くなって下に落ちてしまった内臓などにより、膜を通じて繋がっている骨が引っ張られて骨の歪みに繋がりやすいのです。

ですから骨・関節に直接アプローチしたとしても、歪みを作っている要因が解決しなければその場限りの施術になる可能性があります。

「原因は、骨盤が歪んでいるせいです。」というフレーズをよく耳にしますが、”本当に骨盤矯正が必要なのか?””骨盤が歪んでしまった原因は何か?””骨盤の歪みと痛みは関係があったのか?”などが分からない限り意味のない施術を受けていることになります。

歪みがなくても痛みがある人はいるし、歪んでいても痛みがない人もいる。

歪みがあっても痛みは無いという解説の画像

痛みは、脳が決めている!

よくあるのは、「歪み痛み」という考え。

歪みがある人は、皆さん痛みがあるのでしょうか?

・腰が曲がって骨が変形してしまった高齢者の方は?

・骨と骨が狭いと言われたヘルニアの人は?

・足の長さが左右違う人は?

など、中には無症状の方もいらっしゃいます。

そうでなければ赤ちゃんからご年配の全ての人間が、歪みで痛みを抱えていることになります。

姿勢がきれいで歪みの少ない人は、痛みがないのでしょうか?

そんなことはありません。

きれいな姿勢を保持するために筋は常に緊張しているため、長時間同じ姿勢を取っていれば筋緊張からいずれ血流障害が生じ痛み物質が発生する可能性があります。

また、ストレスや内臓の影響によって痛みが出ているという方もいらっしゃいます。

ですから痛みの原因が、100%歪みのせいで起きているとは考えにくいのです。

痛みは脳が判断することであり、歪みが決めることではありません。

歪みがあっても脳で問題ないと判断されれば、痛みは出ないのです。

歪みと痛みは、「別」で考える。

歪みの画像

原因として考えられる要因は様々…

※歪みを改善しても痛みがあれば、
それは歪みが原因ではない。

歪みは、体・症状の原因を知るための一つの指標になりますが、あくまで痛みを取りたいという目的の方は、”原因”に目を向けなければなりません。

歪みの改善を求めているのであれば、”どこが起点”となって歪みが発生しているのかを知る必要があります。

”頭から足に向かって歪むパターン””足から頭に向かってパターン””骨盤から全体に向かって歪むパターン”など様々あります。

確かに骨盤は体の土台ですが、ただ単に骨盤を調整したからと言って歪みは改善しないのです。

ですから、歪みと痛みは別で考えなければなりません。

今までの常識を捨てましょう。

自分の体で何が起こっているのか?

歪みの改善であれ、痛みの改善であれ、大事なことは”原因を知る”こと。

筋膜が硬くなっているのか?

内臓が疲れているのか?

関節の動き・位置が悪くなっているのか?

ストレスによるものなのか?

など…

そして、原因が分かったうえで必要な施術を行うと同時に歪みを作った自らの日常生活を見直すことが、改善のために必要と思います。

”痛みを取りたいのか?””歪みを取りたいのか?”

その目的によって施術は判断されなければならないのです。

不良姿勢の画像

日常生活を見直しましょう。

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初回お試しの案内画像

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